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今話題のインフルエンサー(YouTuber、インスタグラマー)が、これから社会でどんな活躍を見せるのか?気になるニュースをピックアップして掘り下げていきます☆

ライブコマースが日本ではやるための3つのヒント

インフルエンサー関連の話題をピックアップ!

ブログを立ち上げたときから筆者が注目しているライブコマースなのですが、ついにこんなところにまで派生していました。

www.sankeibiz.jp

まさかの車。しかも配信時間は夜間。

普段はお店に来る時間がない顧客にアプローチするべく、取り入れた試みだそうです。

車はお店に来て買うモノ、という概念を見事にぶち壊してくれました。

車というと高額ですから、さすがにその場でポチっと購入!という訳にはいかなさそうな気もしますが…

しかし車離れが進む昨今、動画を見てカッコイイ!と思わせたら勝ちかもしれません。

 

2018年のヒット予測にもランクインしているライブコマース。

既に様々な企業が参入し始め、日本でも徐々に浸透しつつあるようです。

今後中国のような爆発的ヒットを飛ばすには、どんなことが求められるのでしょうか?

 

①まずは見てもらうこと。しかし、「いいね!」だけでは「よくない」

ECサイトから直接購買に至る比率を「コンバージョン率」といい、ただの写真より動画コンテンツをサイトに載せた方がコンバージョン率がアップするという研究結果があるそうです。

www.movie-times.tv

それを考慮すれば、多角的に商品を見ることができ、直接やりとりしながら購入を決められるライブコマースが、EC業界を変えると期待されるのも理解できますよね。

 

そのためには、まず「注目されること」が大前提。

見てもらえなければ始まらない!

動画のクオリティの高さが求められます。

有名なインフルエンサーを起用したり、ライブ配信中のみ特別価格にしたりという差別化も大切ですね。

 

ここで気になるのが、実際どれだけの人が見ているのかをどう分析するか?という点です。

フォロワーの数?「いいね!」の数?

SNSをやっている方なら誰しも、自分の投稿に「いいね!」がついていて嬉しくなった経験があるでしょう。

 

個人的には「いいね!」の数は「これだけの人が見てくれたんだ」という証で、単なる自己満足の為のツールかと思っていました。

 

ですが、ライブコマースをはじめインフルエンサーの影響力を生かそうとするインフルエンサーマーケティングにおいて、「いいね」の数はさほど重要ではありません。

実際にアクセス解析してみると「いいね」の数とページを見ている人数に違いがあることがほとんどです。

わかりやすいのが昨年話題になったコレ。

news.yahoo.co.jp

フォロワーだって人間です。

ライブコマースにおいても、見たら買うようにプログラムされているわけではありません。

購買目的でライブ配信を見る人もいれば、ただライブ配信を見に来る人、好きなインフルエンサーを「いいね!」と応援しにくるだけの人もいます。

これではテレビと変わりません。

どうせライブを見たのなら買ってもらいたいのが企業のホンネ。

では、実際にライブコマースで購入しているのはどんな人たちなのでしょうか。

 

②マイクロインフルエンサーをフル活用。生きたファンをターゲットに。

マイクロインフルエンサーという言葉をご存知でしょうか。

定義はさまざまですが、フォロワー数の上限が5,000~10,000までの人をマイクロインフルエンサーとするのが主流。

これがですね、10,000以上のフォロワーを持つトップインフルエンサーの投稿より、10,000未満のフォロワーを持つマイクロインフルエンサーの投稿の方が反響率が2倍、という統計も出ているそうです。

ferret-plus.com

何故かと言えば、マイクロインフルエンサー特定のコミュニティに特化した存在であるからです、

例えば競馬で有名な騎手や馬は、競馬を良く知る人に影響を与えることはあっても、それ以外の人には価値を見出すことは困難です。

ferret-plus.com

ライブコマースは主にファッション系や美容系の企業が参入している例が多く見られます。冒頭の車の例はかなりレアケース。

競合が多い中でも「カジュアル系」「可愛い系」などジャンルに特化したマイクロインフルエンサーとタッグを組めば、ターゲットを絞ってアプローチすることができるわけです。

誰だって、自分が好きなものをオススメしたいですよね。

 

トップインフルエンサーほど広範囲に影響を与えるようになると、企業に依頼される商品の幅も広がります。

分野に特化したマイクロインフルエンサーなら、自分の得意なものをオススメするので、専門性も高く想いのこもったアプローチが可能に。

digiday.jp

冒頭の車のケースはレアではありますが、つまり一部の車ファンにとっては非常に価値があるということになりますね。

そうしたマイクロインフルエンサーの特質を知り、タッグを組んでいくことが今後企業に求められそうです。

インフルエンサーと言えどやはり人、ということですよね。

 

③価値のある勝ちルートを開拓。

やり取りはネットの上で行われるとはいえ、ライブコマースをつくっているのは人間です。

そして結局のところ、人が買う理由はコレ。

www.lifehacker.jp

身もフタもないことを、、と思われるかもしれませんが、実際近年インフルエンサーが注目されているのはこの「なんとなくいい感じ」を伝えられるからだと筆者は思います。

 

だってはじめしゃちょーやHIKAKINが面白いと感じる理由や、ゆうこすがかわいい理由を説明できますか?

 

動画のクオリティも企業との協賛も、とにかく何でもやってみて、「なんかいいな」と思わせることができればこっちのもの。

インフルエンサー、企業、ユーザー、それぞれの組み合わさった勝ちパターンを見つけることが、ライブコマースの成功につながるのかもしれません。

 

まとめ

簡潔にまとめると、日本でライブコマースが成功するには、

①まず見てもらう

②マイクロインフルエンサーを活用する

③なんかいいな!と思われる

という3点が重要になってくるようです。

2017年はまさにライブコマース元年ともいわれ、インフルエンサーも影響力を発揮し始めた1年でした。

①についてはクリアすれば良いことは、みんなわかっているでしょう。むしろ行き過ぎて炎上してますし。

 

2018年は②と③をいかにスピーディに動いていくかで、企業としても大きな差がつくでしょうし、中国とはまた異なる盛り上がりを見せるのではないかなー、と密かに楽しみにしている次第です、