中国のライブコマース
さて、前回の記事で、ライブコマースを発展させること自体がYoutuberをはじめとしたインフルエンサーの質を高めることにもつながる、ということは理解いただけたでしょうか。
ここからは実際にどんなライブコマースがあるのか、見てみたいと思います。
まずは成功例である、中国のライブコマースから。
歴史を辿ってみると、もともとはゲーム実況から始まったようです。
参考記事:稼いでいる人はもう始めている!
動画配信者であるゲーマーとのやり取りが芸能人対象に広がっていったり、自分も発信してみたいという人が増えていったという流れ。
そこから配信者が商品の紹介をしてサイトに繋ぎ、購入が発生したら収入を得る、というスタイルが生まれ、ついにはサイトと動画配信者がタッグを組んだ「ライブコマース」が誕生したようです。
ライブコマースに参入している企業は多岐に渡りますが、中国で代表的なものは以下の2つ。
1.淘宝網(Taopao/タオパオ)
運用開始:2016年
1次審査、2次審査を通過してはじめて登録でき、自分で動画配信ができる。配信者の信頼性を意識したつくりになっています。
このサイトをきっかけに有名になった動画配信者もいるのだとか。
2..蘑菇街(モグジェ)
運用開始:2016年
中国で利用者が1億3000人を超えると言われる、大型のeコマースサイト。
有名ブロガーがライブ配信を行ったことで、売り上げが67.3%アップしたと話題になりました。
1.のタオパオは中国の大手eコマース企業・アリババの傘下にあるサイトです。
ライブコマースの可能性に目をつけ、即行動に移したところはさすが中国の大企業といったところでしょうか。
では果たして日本のライブコマース市場はどこが制するのか?!
次回以降は日本のライブコマース参入企業を掘り下げていきますよ~~